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意識の進化と人間の生長 PART1

意識の進化と人間の生長 1


この天使からのメッセージは、人の意識(魂)を、物や感情に束縛された状態から開放し、永遠なる魂へと導き、さらには光の世界を作り上げるために、行うべき事について書かれています。まさに私達の意識の浄化がテーマです。
そして意識と魂が浄化のプロセスを無理なく理解できるように、永遠なる愛のあり方や、イエス・キリストが十字架にかけられた秘儀的な意味について、又地上の霊的楽園であるシャンバラについても言及しています。
これは10年前(1994年2月22日)にTAKESHIへのチャネリングを通して語られた言葉ですが、まさに今の時代のために書かれたものである事がわかります。
2005年の11月11日というまさに、意識の浄化を迎えた日に、この連載を始められた事に感謝します。内容は少し難しいかもしれませんが、私のサイトに立ち寄られた天使の皆さん(あなたの事ですよ)は、充分理解していただけると思います。予定では4〜5回の連載となる予定ですので、しっかりとついてきてくださいね。


   
ファースト・ステージ パーソナル(個的)な魂

私(大天使ソロモン)はあなたの魂だけでなく、さまざまな魂を守護する存在です。私は、キリスト教やイスラム教、神道といった諸宗教・諸会派を超えて、この地球の、この宇宙の変化のために役立つような存在を育てる事が目的なのです。そのために今は、この地球上において皆さんの意識の進化と成長にサポートを与えています。しかし私がサポートできる進化の度合いというのは、人々が個(パーソナル)の次元から、それを超えていこうとする次元にあること、つまりあなたが、自分の自我というものに目覚め、なおかつそれを乗り越えるための努力をしているということが、わたしがサポートするための条件です。

パーソナルに捕らわれている魂というのは、決して成長というものを望みません。自分の殻に閉じこもり、自分のパーソナルという物が、唯一すべてであり、又最高であると信じている人たちにとっては、成長は望み得ないのです。またそのような人たちで構成されている集団というのは、自分の利益を中心として考えますから、お互いがお互いを搾取しあったり、お互いから奪い合ったりするような社会なのです。

私達は個々のパーソナルを乗り越えて、お互いを認め、内なる部分で繋がっていかなければ、心の深いところから、人を愛する事も、他人の為に奉仕する事も、もはやできない次元に来ているのです。

このパーソナルが育つ以前というのは、純粋な子供たちのように、あるいは自然の中に生きる無垢な生命体のように、お互いが意識の深いところで繋がりあい、共存していた世界でした。

また一時代前の世界は、自分が他人を助けなければ、他人は自分を助けてくれない。自分が社会のために何か役割を果たしていなければ、その社会の中で生きてはいけない、というような社会に対する帰属意識が強い世界でした。そのために、人の意識は自由さを失い、みんなと同じように行動し、社会のしきたりに従わなければいけないと言う強迫観念によって縛られてしまったのです。そのような、心の奥に強迫観念が根付いている意識においては、この社会の中で自分の生活基盤を作り、他人と共に生きるという事と自分の魂を成長させるという事はひとつになりえません。日本が経済成長を成し遂げてきた時代、日本人が働き蜂といわれてきた時代を作った背景には、このような意識があったように思われます。

しかし、現在は違います。この高度に発達した社会の中においては、一人一人が自分の自由意志というものによって生きることができます。この社会は、お互いとお互いの自由意志によって成立している社会です。ですから経済的な基盤があれば、その人がこの社会のために自分の身を犠牲にしたり、あるいは他人の為に奉仕したりというような事が、要求されなくて済むという世界、自分のスタイルで生きていく事ができる世界なのです。

もちろん、自由意志の世界ですから、本人の意思・想念しだいでは、経済的な格差や自分を取り巻く社会環境に大きな差が生まれてきます。幸福に見える人も、そうでない人も当然出てきます。
そして人は、人を愛する方法も自分の自由意志で選べます。自分のやり方で、自分や自分の家族を愛し守る事もできます。しかしながら、自由意志というものは、あくまでもその個人の選択であり、人間としての意識の範囲の中で行われる行為ですので、限界もあります。自分の事に関しては100%自信と責任を持てても、他人との心の奥からの深いつながりは保障されません。自分という存在を生み育ててくれた宇宙の叡智そのものとの結びつきが、いまだ意識されていませんので、人は心の奥底に常に不安を持ち続けなければならないのです。

ですからこのような社会では、お互いがすべてを許し捧げあう「無償の愛」というものが成立する事は、なかなか難しいようです。無償の愛という物をお互いがお互いに求め合う時、それはもう無償の愛ではなくなっています。私があなたを愛してあげるから、私のことを愛してください。といった時、そこに愛の本質がなくなります。たとえ愛の形があったとしても、愛の香りがあったとしても、愛する心はすでに無くなっているのです。


意識の進化と人間の生長 2


一瞬にして永遠なる愛をもとめて

私たちはすでにこのような世界からも旅立たなくてはなりません。信頼と委ねる意識を持って、更なる次元へと私たちは成長しなければいけないようです。そしてこの意識の進化による次元の上昇はいくつかの星でもすでになされてきた事なのです。

ところが、ある星ではその進化がうまくいきませんでした。その進化の過程で、お互いがお互いの事を求めることなく愛し合う、お互いがお互いのために捧げあうということができずに、すべての愛を契約によって交わすようになった星もあります。「私は何月何日から何月何日まで、この人のことを愛します。」人々はもはや、自分の心、自分の愛を信じる事ができなくなります。そうすると人々は契約によってお互いを愛と勘違いしている関係をそこに結ぶのです。

この地球も、ある一部においては、契約による愛の形が実践されています。しかし、愛とは契約できない物です。愛とはお互いがお互いに求め合う事ができないものなのです。

この進化の過程がうまくいった時、私たちはもう現在のような家庭の状態、社会の形態をとる事が難しくなります。お互いがありのままに生まれ、ありのままに生き、ありのままに死ぬ時、そこにはまったく固定的なものがなくなります。

私達の心は瞬時に動きます。そして今、最も愛する事ができるものと向かい合う、あるいは、最も愛する対象となる仕事をなす。すべての規範が自分自身の直感にも似た感情によって動きます。それはとても不確定な世界です。今のあなた方から見れば、とても不安定でまとまりがなく、そして又恐ろしい世界です。

例えば、今までのあなたであるならば、あなたが誰かと愛しあっている時、次の瞬間にその人の愛がなくなる事を知ったら、あなたはその時を恐れるでしょう。その愛がなくなる瞬間をあなたは否定するでしょう。そして、あなたは、今愛する人を失いたくないので、その愛にしがみつこうとします。

しかし、あなたが両手を差し伸べた瞬間に、もしその愛が消えたとしたら、あなたは何に向かって手を差し伸べるのでしょうか。あなたは何をその手でつかもうとするのでしょうか。あなたはあまりの悲しさに、もうそこには居られなくなります。あなたが求めたのは、愛の抜け殻だから、あなたはそこにいる必要もなくなります。そしてあなたは寂しさのあまり、誰かほかの人へとその愛を向けるでしょう。

しかしながら、これも過渡的な段階です。あなた達から見れば、この不安定で不確定な段階、逆に言えば自由な段階といえるかもしれませんが、人はそこからさらに先に進み、もう一度、自分の深い感情に立ち戻らなければならないのです。自分を縛っている価値観、既成観念、あるいは自分を取り巻く関係性といったものを、見直し、不要な物を捨て去らなければならないのです。

もしあなたの魂が、このような固定的な価値観や既成観念に縛られて、自由に羽ばたけないとしたら、それは決して良い事ではありません。あるいはその閉塞された世界の息苦しさの中で、窒息しそうになっているとしたら、それはとても不幸な世界なのではないでしょうか。


もしあなたが愛する人を、所有したいと思うならば、その愛は、所有という概念によって、傷つけられます。もしあなたが、その愛に慰めを求めるならば、それは、相手に慰めを要求する事であり、その愛もまた傷つけられます。そしてあなたが、その愛に依存して、自分の主体性を失うならば、その愛に未来は無く、あなたは自分の本来あるべき立場を見失ってしまいます。

お互いが、お互いの愛に何も求めないという事が、私たちの次の段階なのです。ある人はそのことをとても寂しく思うでしょう、今私が作っている家庭は大丈夫だろうか、私が今愛している妻(夫)とはいったいどうなるのだろう。私達は、その思いを心の中に何度も何度も繰り返し、叫びます。そしてさらには、私が持っていた愛とは何だろう。私が持っていた豊かさとは何だろう、私が持っていた美しさとは何だろう、呼べば呼ぶほど空っぽになっていく心の中に、その叫びだけがむなしくこだまするのです。

でもそれでいいのです。なぜならば、あなたの心を満たしているのは、はかない期待であり、依存であり、失望に対する恐れであり、不安に対する慰めにしかすぎないのですから。もしあなたの心が、そのような感情で満たされていたなら、それは一度空っぽになったほうが良いのです。

私達が、「愛」に対して、所有や束縛、期待や癒しを求めなければ、『愛』はもっと自由に羽ばたきます。私が全ての『愛』をもって、あなたと見つめ合ったその一瞬の間に、私とあなたの『愛』の交流は終わります。その一瞬が全てなのです。その一瞬を作るために、お互いの心と心を、空っぽにするのです。


もしあなたが、多くの期待や不安、恐れなどで、心がいっぱいになっていれば、この過去と未来の間にある「今」と言う永遠を見失ってしまいます。『愛』は過去と未来の間にある「今」という永遠の中でしか、生きる事ができないのです。過去を振り返ってみても、そこにあるのは、愛の香りだけです。未来を見てもそこにあるのは愛の幻だけです。私達の『愛』がこの一瞬に始まりそして終わる事を理解してください。しかしながら、この一瞬は、そこにあなたがいる限り、永遠に続くのです。それは祝福すべき事ではないでしょうか。

私達が過去の愛と未来の愛に目を向けている時、それは思い出と期待の世界です。喜びもあれば、失望や悲しみもあります、それは、あくまでもあなたの心の中で起こっているただの感情です。その「今」に根ざしていない感情を捨ててください。そして「今」という一瞬に根ざした、しかも永遠へと続く『愛』を、見つめてください。これこそが私達が次の段階にはいる、とても大切な要素なのです。



意識の進化と人間の生長 3


カルマからの開放 



私達がこの、一瞬にして、永遠の時間に生きる事ができるようになれば、理解する事が出来るようになると思いますが、この天上界にいる魂たちは、過去も未来も無く、常に現在の一瞬の世界に生きているのです。

カルマというのは、私達を閉じ込める過去と未来の牢獄です。しかしそのカルマの本質を理解した人達は一瞬にして、そのカルマ的な生き方から、離脱していくのです。カルマ的な生き方は、過去の自分の生き方に原因があり、そしてその結果を未来の自分が受けるという、過去と未来の世界です。

人々は、カルマを恐れます。過去に行った問題や過ちが、これからの未来(自分の人生)に現れてくるのではないかと、一瞬一瞬をビクビクしながら生きています。あるいは、今起こっている出来事が、何か過去のカルマに影響されているのではないかと、過去を振り返りながら生きています。どちらにしても、この一瞬が全てだと受け入れる人はいないのです。

過去を見てヒーリングをしたり、未来を占ってアドバイスをしてあげる人もいます。それは、このようにカルマにとらわれている人たちには、非常に役にたちます。その人の心の中にある不安や悲しみ、恐れを取り去ります。まるで心の中から、ゴミを一つ一つ取り去るように、心を掃除していきます。

しかしながら、その人がカルマの世界に生きている限り、ゴミはいくらとっても又新しいゴミが増えてきます。このような人達は、熱心な信仰者や、いつもセラピーを受け続けていないと不安になる人たちに良く見られます。決して悪い人たちではありません。ただ依存心があまりにも強すぎると、自分の本質を探究する事を忘れてしまいます。もちろん世の中には、心のゴミを取ることさえもしない人がおおいのですが。

やがて自分のネガティブな感情というゴミを取る行為の中から、自分の本質を探しあてた人たちというのは、もう過去を見る必要がなくなります。その人の心の中において、カルマという制約が外れてきますから、過去と未来に対する感情的な思いが無くなってきます。そうすると、その人の魂においても、時間の制約が存在しなくなります。

ここにいたるまでは、私達は過去を振り返り、未来を希求します。なぜそうするのかというと、それは、自分の魂の生長のためにそうするのです。私達の魂の生長の法則というものが、まずこの過去と未来をつなぐ時間の本質を理解すること無しには、先に進めないからです。


ある程度の成長に達した魂、つまり過去と未来にとらわれず、今この瞬間に『愛』が満ちているということを理解できた魂や過去と未来のカルマから解き放たれた魂というものは、その魂が成長する時に、時間(過去と未来)の制約を受けなくなります。



永遠なる魂への道−次元上昇 


そして次に、その魂の成長は何によってもたらされるかというと、今度は次元上昇の垂直なラインです。時間というのは、その魂にとって、ゆっくりと流れていく大河のような物です。途切れることなく、過去から未来へと、綿々と続いていきます。
しかし、ある程度のところまで来た魂は、大河の源にたどり着き、その大河を生み育てる山脈へとのぼり始めます。天空に光る太陽や、夜空に瞬く星達のひかりを求めて、自分の魂を、より高い場所におくために歩み始めるのです。

自分の魂を垂直なラインで成長させるということは、3次元から4次元、5次元〜9次元という物質的な世界から霊的な世界に昇っていくことでありますが、時間の制約を受けた状態で、次元上昇をしようとするならば、それはとても長い階段を、一段一段踏みしめてゆっくりと登っていくようなものです。自分の魂においても、自分の生活においても、時間をかけて、一つ一つの問題を解決しながら、時には休憩を取ったり、下がったりしながら、少しずつ階段を上がり、上の次元を目指します。

このような人たちにしてみれば、自分がより高次な次元に到達する事や悟りを得たりする事は、はるか遠くにある出来事なのです、このような人達は、「現世では無理でも、あと15回生まれ変わったら、悟りが得られるだろう」とか、「あの悟りを得られた人は、過去生で相当な修行をして来たに違いない」とかよく言います。それはすべて、自分が努力したくない事に対する言い訳に他なりません。現世で無理ならば、何回生まれ変わっても悟れません、悟りを得られた人は、ただ自分に「悟ってもいいよ」という許可を与えただけなのです。

ところが過去と未来を気にしなくなった人たちには、便利なエレベーターのような物があって、その箱、つまり光の中に入ると、スッーと4次元から5次元、そして5次元から6次元、6次元から7次元へと楽に運んでくれるのです。そこには「上へ参ります」と優しく声をかけてくれる、スピリチュアルガイドが待ってくれているのです。もちろん自分の必要な次元で自由に乗り降りが出来ますから、必要な場所で、必要な事を行う事も出来ます。

ところがここにひとつ問題があります。それは人間のこの肉体というものが、非常に波動の粗い3次元的なものによって出来ていると言う事です。私達はこの肉体を持っているがゆえに、「波動一致の法則」が適用されません。つまり波動だけの存在であるならば、同じ波動の人としか一緒にいられないという法則ですが、人間は肉体でその波動をオブラートする事ができるので、さまざまな波動を持つ人と、この地球上で、出会う事ができますし、そのような方から、すばらしい学びを得る事もできます。

又波動の高い精霊の力を借りて、自分自身の魂を引き上げるきっかけを得る事もできます。しかし次元上昇を行うためのエレベーターに乗るということは、この3次元の肉体の波動ではできません。どこかで、肉体の波動を超え、肉体による制約を乗り越えていかなければなりません!



しっかり祈ると地球も喜ぶゾー